掃き溜めの鶴

どこにでもいるフツーの26歳のリアル

趣味について考えた

自分の趣味ってなんだろう。

例えば、カレー。

美味しいと思う。こんな美味いものがあっていいのか!と感動することもある。

けど、それは純粋なものなのか。

彼氏に引っ張られてるからじゃないのか。

だって休みの日などに、出かけたついでに食べに寄ることはあってもわざわざ一人でカレー目当てに出かけることはほぼしない。

スパイスについて勉強する訳でもなければ、自宅でせっせと作る訳でもない。

 

それって本当に好きだと言えるのか。

胸を張って言えない。

 

自分にとって趣味のハードルっておそろしく高い。

 

趣味というものは事あるごとに求められ、なければいけないものっていう風潮。

趣味にするために努力し、不本意ながら続けていたりする。

自分も人に対して趣味ありますか?って聞いちゃうんだけど、結構な人が、趣味が欲しい と言うんだよね。

ということは、ある ことが珍しいんじゃないのかなぁ。

好きだな、とか楽しいなって思ったことを、じゃあどこが好きなのかって掘り下げることは大切だと思う。

けどそれを頻繁に、または定期的に行わなければ趣味とはいえないっていうのは違うかな。

つきつめたら逆にストレスになり得るし、それは勉強、修行だよね。

別に休みの日ぐーたら寝てるだけでも有意義だし、カレーは食べたくなったら食べに行けばいい。

自分含め、だいたいの人はこれでいいんだと思う。

趣味があるって一種の才能だ。

そこまで純粋に突き詰められる知的好奇心の旺盛な人って、すぐに分かる。圧倒的に面白くて魅力的で目立つから。

私の場合、近くにそういう人がいると自分もそうなりたいって比べてしまうし、プライドが高いから自分もそうなれるはずだってもがいてきた。周りからそれを求められることもあったしね。

いつも最初は全力で努力するのだけど途中で息詰まり、敗北感を味わい、自信がどんどんなくなり、中身のないプライドだけが残る。

それを繰り返していくと自己肯定感低いくせにプライドだけは高い、小さな人間の出来上がり。

自分で自分をつまらない人間にしてたんだな。

 

話がだいぶ逸れてしまったけど、

日本において趣味はハードルが高すぎる。

だいたいの人にはない。

自分にもない。

だから好きなものは大切に、マイペースに愛でていこう。

趣味って概念は自分の中から取っ払っちゃおう。

という話です。

 

はぁスッキリした。