掃き溜めの鶴

どこにでもいるフツーの26歳のリアル

嬉しくって

ロケーションもパターンも付き合うときを思い出して、胸がキュンとする。

忘れたくないから書き残しておく。

 

1ヶ月ぶりに彼に会う。

久しぶりに彼のところへ、飛行機で飛んで行った。

この間母のことで悲しくなった時、ちょうど仕事もうまくいってなかったのもあり、彼に泣きながららしからぬ愚痴を吐き、絶対に一人暮らしをするんだ、と伝えた。

その時は受け止めてくれたものの、後日、本当にするのか、と聞かれた。

する、と言う私にあまり乗り気ではない反応の彼。

そのままでこの話は終わっていて、今回会いに行った時に、もう一度、本当にするの?と聞かれた。

するから東京来た時一緒に物件探すの手伝ってほしいと言う私に、彼は嫌だ、の一点張り。

 

そして別れ際、電車の時間まであと30分しかないってところで、彼が好きだという海辺に連れていかれた。はちみつレモン?だっけな、の氷結を買って飲みながら足早に向かう。

着いたそこの海辺は夕暮れと相まってとても綺麗だった。良い景色と海風とでロマンチックな雰囲気の中、告白前の緊張感みたいなのが流れて言葉少なに2人で海を眺めていた。

そこで彼がポツリと、こっち来たくなった?と。

うん、とてもいい街だね、と返す私に特に反応なくまた沈黙が流れた。

もう時間だから駅に戻らないと、と会話なく来た道を引き返していたら、駅が見えたところで彼が唐突に、一人暮らしなんてやめようと言った。

なんでよ。一緒にいい物件探してよ。そしたら高松でも東京来ても居心地いい家が2つになるでしょ。最高じゃん!

と答えたら、うーん、、、沈黙の後

俺が高松で家探しておくから。こっちで働くことになるけどいいの?って割と真面目なトーンで言われ、

うんいいよ。じゃあ我慢してお金貯めておけばいい?と聞いたら、うんそうして。1月ね、って言われ、握手してお別れ。

 

握手、付き合うときもしたっけな。海辺の柵が付き合う前に告白しようと悩んだ山の柵と似ていて、あのなんとも言えない沈黙も、全て時間が戻ったような懐かしい気持ちになった。

 

てことはプロポーズなのかな?と思っていたのだけど、本気なのか、一月ってすぐだけど来月海外行こうとしていて親への挨拶とかあるんじゃないのか、とか考えていたら、

ひょっとしてただ私が彼の元で一人暮らしをするってことなのか、と混乱して、結局ムードも何もなく後日確認の電話を。

結局そういうことで捉えていいみたいで、、あまり実感湧かないけど、嬉しくて嬉しくてドキドキした。付き合ったときのあの頃みたいな初々しい胸の高鳴りがした。

ずっと、こうなったらいいな、と思っていたことだけど、いざそうなると少し不安が。

家での私はすごくだらしがないし、ポンコツなのが余計に露呈するな、、

本当に私でいいのかな。

 

ともかく、来月はこっちに来てくれて真剣に話し合おう、となったので、とにかく今は早く会いたいです。

早く会ってギュッとしたい。